髙梨商店のセルフ古民家解体ハウツー🏠
一般的に、伝統構法によって江戸時代から明治・大正を経て、第二次世界大戦前までにつくられた木の家のことを「古民家」といいます。伝統構法とは、古来より日本で培われてきた、木と木を組むことによって、粘り強い接合部を持つ架構技術を言います。貫、土壁などが用いられ、素材の柔軟性を活かした地震に強い構造。一方、柱や梁を金属ボルトで固定したり、壁に「筋交い」を入れたりと、現代の木造住宅として一般化された工法(戦後住宅で簡便化された大工技術)を在来工法といいます。
最初、石膏ボードの下から土壁が出てきた時には「やったー!これでアースオーブン(ピザ窯)が作れるやん!」と歓喜👏
↓ 昨年、参加したアースオーブンづくりwsの素材がまさに土壁だったからです。その時の記事はこちら。
a-turn-project.hateblo.jp つい最近まで人が住んでいたこともあり、幾度もリフォームされ、壁や屋根を剥がしてやっと姿を表した100年もの天然木の柱たち。各部屋の床下からも囲炉裏の跡がいくつも出てきました🌲
豪雪に耐えてきたその姿は勇ましく、いろりで燻され、時を経たからこそ生まれる梁や柱の色艶や荒削りな力強さは息をのむ美しさ✨
屋根裏や土壁の大量なホコリに目と喉をやられ、全身痒くなり、ホームセンターの防塵コーナーに駆け込みましたが・・涙😭。
↓解体before
↓解体中
設計図を元に、大工さんに確認しながら作業を進めていきます。
廃材も産業廃棄物だと捨てるだけでかなり高額になるので、市のリサイクルセンターに何十回かピストン🚚 ピストン🚚 何トン🐷
使える廃材はアースオーブンの他にも、鶏小屋やキッチンカーの改装、薪ストーブの燃料など、使えるかぎり再利用を予定♻️
解体に使った主な工具は、バール、ハンマー、電動ノコギリ、インパクトドライバー、ペンチ、かなづち、あとはひたすら人力あるのみ💪
途中めげそうになった時には、お友達がお手伝いしてくれたり、近所の方が差し入れを持ってきてくれてかなり励みになりました👼
そして2週間かけてやっと解体がひと段落😭 家族だけで打ち上げしたのに飲みすぎるほどの達成感🍺笑。これからが本番なんだけどね。