A-turn Family Project’s Blog

2020年。東京から秋田県大仙市へ家族で移住。秋田移住(A-turn)の旅へ!

髙梨商店の窓から見る3年目の景色❄️〜リフレクション編〜

あけましておめでとうございます⛩

2023年太陽暦の新年から太陰暦の新年(今年は1/22)までの間に綴っています🎍。

髙梨商店メイン行事であるクリスマスからの正月へのスピード感は年々と忙しなく、旧暦明けくらいにやっと気持ちも仕事も落ち着く感じ。まだまだ気持ちはどちらかというと師走なsatoriです。元旦に素敵な折込だよりが入っていました📮

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髙梨商店の家と土地を譲り受けた、今年105歳を迎える川越さんからのメッセージ🌱

『なんでも手に入る世の中ですが、与えられるだけでなく、自分で考え自分で選ぶこと、その結果が良くても悪くても自分の責任、これが生きる醍醐味です』学校の先生らしい、全てを受け入れて達観したようなお言葉に気持ちがひきしまります。

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2022年は、新しい命の誕生と共に店舗の営業をお休みして、キッチンカー出店仕出し弁当イベント運営を中心に活動しました🚌🍱

キッチンカー出店では、都内で10年間キッチンカーをナリワイにしていた私も、開業当時は秋田でキッチンカーにて生計を立てるのは無理だと感じていました🥺しかしこの数年でコロナ禍によるキッチンカーの増加に伴う需要が相まって、今年は県内の実に様々なシーンや場所で出店をさせていただきました。平日の市役所や病院などのランチ出店や、週末復活しつつあるイベントやお祭りに出店できたことで、出逢いの場が広がり大仙市以外の方々に広く知っていただくきっかけとなったと思います🌱

また昨年はイベント出店にて県内の素敵なお店に出逢う機会が今まで以上に多く、その出逢いがきっかけとなり髙梨朝市や丸子川ナイトマーケットにも出店していただくことができました。自治体を超えて意識の高いお店の活躍の場を活かし、みんなで盛り上がることがそれぞれの地域に良き循環を生み出していると感じています。今後はアフターコロナの世と共にさらに東北や関東圏の面白い人達と繋がって表現の場を豊かにしていきたいです。

そして三年ぶりの大曲全国花火競技大会竿燈まつり土崎祭り、角館の祭りや、六郷の夜市など、秋田の伝統的な祭りに多く出店できたことは、日本人の血が騒ぎ、祭り文化に捧げる町の人々の熱量に胸が踊るシーンが何度もありました。さすが無形民俗文化財日本一の秋田!!

仕出し弁当では、県南初の無印良品店を併設しているイーストモール様にリニューアルオープンと共に9月から週4回お弁当を納品しています。イーストモールは株式会社タカヤナギ様の運営する地域密着型のスーパーマーケットで、質の良い品揃えが充実しています。キッチンカーで定番となった「ローストチキン屋のオーバーライス」や店舗でのランチタイム営業で好評だった週替わりプレートをお弁当として作品にできたことは、スキルアップと今後のお弁当配達などのご依頼に対しても高いクオリティでお届けする自信に繋がりました。

 
 
 
 
 
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イベント運営は、2021年よりスタートアップさせた髙梨朝市丸子川ナイトマーケットを継続させ、よりよく運営することに力を入れました

髙梨朝市は、5・6・7・9・10の計5回。毎回の朝市にテーマを設けることで、出店者もご来場者も楽しめるように工夫しました。ちなみにそれぞれのテーマは「子どもの遊び場」「世界の朝ごはん」「マイ皿で食べよう!地球の朝ごはん」「旬の食欲と芸術」「音楽のあるブランチ〜2周年anniversary〜」

常連様や家族連れも回を重ねるごとにも増えてきて、出店者さんとのコミュニケーションを楽しまれている様子に嬉しくなりました。2022年の目標に「続けていくこと、続いていくこと」を掲げていたため、私たちが朝市の運営を続けていくことで自己表現という形を通して、地域の繋がりがより豊かに深くなり、それを体感する若い世代や子供達も参加していくことで朝市がで未来に続いていくことを願っています。コンセプトである懐かしい未来を私たちが絶やさないよう今ここに懸命に生きながら、子どもたちに懐かしい未来を創っていく。髙梨朝市にはその可能性を信じています。出店料も無料で、気軽に出店できるので、ぜひ一緒に朝市を盛り上げる仲間も募集しています❗️👇👇

髙梨朝市 | 髙梨商店

2023年、今年も髙梨朝市は見返りを求めないgive and give、ギフト経済の精神で5月の第4週より開催予定です。今後のチャレンジとしては、食事のなる木プロジェクトの充実や、福祉連携、パーマカルチャー的要素に力を入れていきたいです。健康な人はより健康に、心身に不調やハンディのある方々も、ここに来るとエネルギーチャージできるようなパワースポットを目指しています。

その背景は私の子ども時代にあり、アイデンティティが確立するまで周りに相談できる尊敬できる大人がいなくて辛い想いを経験しました。あの頃の自分を優しく迎えにいくような感覚で、安心で安全な心身の居場所を見つけるきっかけを創るお手伝いをしたい。どこにいてもそれは私の在り方であり今生のミッションのひとつです⭐️


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丸子川ナイトマーケットでは、hiroや同世代の男性を中心に大曲の有志の皆様と連携をはかり、花火大会や種苗交換会との同時開催により、まちづくりの一環としてのイベントへ大きく飛躍した印象が強くあります。

その結果のひとつに、『秋田民報』2023年1月1日発行の新春号に”大仙市のまちづくりを語る”対談が掲載されました。有志の方々による運営はほぼボランティアで大変な面も見えますが、それ以上の影響力と結びつきが得られているように感じます。今年も4月から始動予定です!

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以上の3つのコンテンツを中心にとても多くの経験をし、店舗営業とは違った速度で走り抜けた2年目。経営的には設備投資や予想外の出費が多く、売上の向上とは裏腹にかなり渋い数字となった2年目でした。以前の事業でも経験したことですが、3年目までは苦しく、安定しないのは当たり前。辛抱と忍耐です。

ただ、うまくいく事業は3年目を境に努力は形となり、経済的・人・物的資源共に充実し、見える景色がガラリと変わりアップデートされるはずです。

今年は、雪解けと共に再開予定の店舗営業を軸に、昨年力を入れたキッチンカー出店仕出し弁当イベント運営をバランスよく取り入れて、髙梨商店に関わるスタッフや地域の皆様の幸福度の向上にさらに貢献できるよう取り組むことが髙梨商店の目標です!

髙梨商店の窓から見る3年目の景色がどう変わっていくか、とても楽しみな一年となりそうです。昨年は、新しい家族の育児と髙梨商店の経営で、正直いっぱいいっぱいになってしまった時が多々ありました。3年目の景色をより余裕のある心で眺められるように、家族がより健康で幸せであるために必要なビジョニングを、太陰暦の新年に向けて進めていきたいと思います。

〜後半へ続く〜