A-turn Family Project’s Blog

2020年。東京から秋田県大仙市へ家族で移住。秋田移住(A-turn)の旅へ!

大仙市のここが好き!それを活かしてあったらいいなと思うコト

旅土5ヶ月、みのりもうすぐ10歳。今日も泣き声に叫び声に笑い声にときどきギターの音♪

家事に仕事に送迎に、毎日が2時間くらいに感じて過ぎていく、子育てママはみんなそうではないでしょうか🏃🏃🏃

たびと100日祝い。家族で五城目朝市出店。みのり店番も慣れてきました。

先日ご縁あって「大仙市移住定住促進アクションプラン」の移住支援検討会議の移住者委員にお声かけいただきました🙇‍♀️

大仙市に来て2年、コロナ渦でも髙梨商店としてお母さんとして地域のルールを少しずつ咀嚼しつつ、まず自分たちに出来ることから続けてきましが、最近「まちづくり」に触れさせていただく機会や視点をいただくことが多く夫婦共にとても勉強になっています🙏

正直なところ、専門分野でもプレゼンテーターでもないので会議で十分な意見が言えず申し訳ないなぁと感じてますが😅、お店を営んでいるからこそ聞こえてくる同世代の声や、この地にはじめて足を踏み入れるからこそ見える移住者視点もあるのかなぁと飛び道具になれば本望です😂。実際、子育て世帯から選ばれるまち大仙市ってどんなまちなんだろう??

課題から施策が考えられることが多いとは思いますが、私はたくさんの「好き」が集まることが魅力的なまちの一歩だと思ったので、

「大仙市のここが好き!それを活かしてあったらいいなと思うコト」衣・食・住・仕事・コミュニティに分けて考えてみました🙌

<衣>お下がり交換所、移住者に学校制服一式プレゼント❣️

私の住んでいる旧仙北町は、1支部から10支部までの部落に分かれていて、それぞれに子ども会があります。ここ2年間は活動が控えめでしたが、子ども会があることで夏休みにはBBQしたりラジオ体操したり、と日々の情報交換の場になっていて助かっています。地域のお母さんは気さくな人が多く、特に嬉しかったのはお下がりをいただけたこと。雪国ならではのスキーグッズや下の子が産まれる時には、衣類やチャイルドシートなどたくさんいただきました。お下がりって物語があってコミュニケーションツールのひとつだと思います。髙梨商店でも朝市でお下がりの回収始めました☀️丸子川ナイトマーケットにてお下がり交換所に出品しています。

もうひとつ、学校指定の制服や体操服は転入してすぐ必要なものになると思います。買い揃えると一式10万くらいすることも。予想外の出費💦お下がりでも、新品でも、プレゼントしてもらえたらすごく助かると思います👔

<食>日本有数の米どころで、学校給食において100%オーガニック米使用🌾

大仙市に来て感動したことのひとつ。お米が美味しい🌾✨日本人の主食である稲作と共に季節が移ろいゆく景色はとても美しいのです。

地方に移住を検討する子育て世代は食に対する意識が高い人が多く首都圏ではオーガニック食品を取り扱う店舗が急増しています。移住先として人気の千葉県いすみ市も学校給食において100%有機米使用を実現しました。有機米を作る新規就農者や転換を行政が支援してくれたら、市民の食への安全性の意識も高まり、全国から注目され、持続可能な未来を目指す人々が自然と集まってくると思います。

organic-lunch-map.studio.site

<住>セミオーダー空き家リノベーション初期費用無料&マイホームへ

空き家が三軒に一軒になると言われる2033年。新築ではなく古き良き日本家屋の空き家を自分の好きなようにリノベーションして住みたいと思う考えを持つ人は増えています。空き家の有効活用にも取り組んでいる大仙市だと思いますが、私が移住してきた2年前の実態は正直選ぶ選択肢がないほど紹介物件がありませんでした。

引っ越し→空き家の紹介→リノベーション業者の紹介→リノベーション費用を行政が一旦負担→家賃制で○○年住めばマイホームへ。移住者にとっては、最初の空き家とリノベーション業者を見つけることが最大の難関なので、サポートがあれば大変助かると思います。私たちは幸い、とても良い工務店に出逢えました。工務店業界は横の繋がりがしっかりしていて、同じ小学校のお父さんが水道屋さんだったり左官屋さんだったりエアコン屋さんだったりと顔の見える関係性の中で家づくりをできる安心感がありました。

セミオーダーマイホームは島根県飯南町の支援を知って、これは魅力的だと思ったのでシェアします。

宝島社の「田舎暮らしの本2022」で「住みたい田舎ベストランキング」 人口1万人未満のまちの子育て世代部門で全国1位になった島根県飯南町へ↓

youtu.be

髙梨商店の古民家リノベーションの過去ブログも誰かの参考になれば嬉しいです。

 

a-turn-project.hateblo.jp

<仕事>働きたいお母さんのためのパート、季節労働、オンライン業務の掲示板、派遣会社との連携。

田舎暮らしは都会に比べると家賃は安いですが、生活費の多くは変わらないものの方が多く、逆にランニングコストのかかること(車の維持費、冬の暖房代、雪対策など)もあり、予想外の出費が多い2年間でした(・_・;実際共働きでないと子どもの将来の学費等考えると厳しい家庭が多いと思います。

秋田のお母さんたちは本当に働き者です!家事や子育てに仕事までしていると時間がなく、地域の決め事など男性中心で進められてしまう現状があることも納得してしまう。お母さんたちが元気で、もっとまちづくりにどんどん踏み込んでいく、そんなまちが魅力的だと私は思います。働くお母さんの多くは家業の手伝いや、医療介護関係の専門職が多く、子どもがいると雇ってもらえないという話をよく聞いてきました。大仙市が地元の方でもそうですから、移住者でコネもなければ融通のきくパートを見つけるのは至難の技だと思います。

働きたいお母さんのためのパート、季節労働、オンライン業務の掲示板を作ったり、企業と福利厚生を考えたり、パート雇用に対する補助金などを設けることによって、いきいきと働くお母さんが増えればいいなぁと思っています。都会のように短時間や日雇いで働けるアプリや派遣会社を活用することでスキマ時間に働きたいというニーズは移住者に限らずあるはずです。

髙梨商店では、パートさんは子育て世帯の方が多く、定期的に家族を交えた交流を図ることで困ったら助け合うことのできるアットホームな関係性作りを目指しています。また、髙梨朝市においてお母さんたちが小商いを始めるきっかけ作りを応援しています。

www.takanashistore.com

〈コミュニティ>地域のなかの移住コーディネーター、キーパーソンの存在と、子どもと遊べるパワースポットやキャンプビレッジづくり

私は大仙市に引っ越す前、移住者に人気のある自治体や農的な生活をしながら持続的な未来を作ろうと活気あるコミュニティをいくつか訪れてきました。(千葉県いすみ市匝瑳市、長野県安曇野市山梨県都留市、淡路島、群馬県高崎市など)

魅力的な移住地には豊かな自然環境と、移住者が住みやすいコミュニティがあることが共通点だと感じました。移住者が住みやすいコミュニティには、移住者と地域の人を繋いでくれるコーディネーター、キーパーソンが必ず存在します。それは地元の若き議員さんだったり、エコビレッジのオーナーや、シェアハウス・ゲストハウスの運営者だったり農家体験を行う団体だったりと様々でした。私の住む髙梨エリアにも、地域の顔となっている農家のリーダーの方や地域のルールを質問すれば何でも答えてくれるような商店のお父さんがいます。そのような方々と出逢うにはお店を運営していても多少時間がかかりました。(コロナ渦だったからかもしれませんが)

市民の中からキーパーソンとなる方々に移住コーディネーターになってもらい、引っ越ししてくる方との架け橋があれば、とても安心ですし、生活がよりリアルに想像できます。大仙市の方々は、面倒見が良い人が多く親しくなればとことん気にかけてくれる親切な方が多い印象です。また、夫の転勤や家族の事情で事前の情報収集なく転入してくるお母さんもたくさんいます。意欲的に移住を検討している方々も、そうでない方も、移住者や関係人口の方々が気軽に情報交換が行えるオンラインでの集まりや、雪国や田舎ならではのスキル(雪寄せ、草刈り、スキー、山菜採り、農業体験)を習得するワークショップやセミナーが活性化すれば、このまちの魅力的な「ひと」ともっと繋がれるきっかけになると思います。

もう一点、大仙市には子どもが遊べる○○がある!!というシンボル的なレジャースポットがあればいいなぁと思います。男鹿には海や水族館、仙北市には田沢湖キャンプ場や田沢湖、湯沢にはとことん山キャンプ場。由利本荘には鳥海山木のおもちゃ美術館。大仙市には、キャンプ場や公民館はあるけれど、パワースポットとして盛り上がっているところがあまりないし休日は遊ぶところがなくイオン?なんてことも。

中でも鳥海山木のおもちゃ美術館は何度かマルシェに出店させていただいている中で、行政の方々が工夫を凝らしながらイキイキしながら運営されている姿が印象的でした。

chokaisan-wtm.jp

私の住んでいる旧仙北町には「払田の柵」という素晴らしい文化遺産があります。払田に住む子育て世帯が、活気あるキャンプ場を作りたい!と声をあげているそうですが、文化遺産であるためなかなか前に進まないそうです。すぐ近くには柵の湯もあるし、曲がり家、みずほの家という茅葺き屋根の美しい建物もある。その建物で子育て世帯やご高齢者の交流会やワークショップ、民泊をしたり、柵の湯の中庭でライブをしたりすればキャンプ場も合わせてひとつの村になって面白そう!なんて妄想を膨らませています。

既存の公園でもキャンプ場でも温泉でも、整備を進めたりテーマパーク化することで活気ある子育て世代のためのパワースポットがあれば、魅力的ですし最高ですね!

ちなみに7/9(土)曜日に茅葺き屋根のまがり家を使って「はかりうりマルシェ」が初開催されます。5人の主婦の方々が主催だそうです!まがり家が有効活用される皮切りになりそうでワクワクしています♪

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そして、大仙市には何よりも「花火」があります!!

今年は3年ぶりに開催される全国花火競技大会

美しい四季と共に毎月花火があがる、花火と共に在る大仙市の暮らしはお祭り好きの日本人の血が騒ぎ、心が躍ります。

一般発売は7/3からだそうです。花火と共に、住めば都の大仙市の魅力を知ってもらいたいです^^

www.oomagari-hanabi.com