A-turn Family Project’s Blog

2020年。東京から秋田県大仙市へ家族で移住。秋田移住(A-turn)の旅へ!

大仙市へ着地!秋田県の移住支援制度の豊富さに驚くの巻。

2020年1月1日、無事として着地いたしました!👏パチパチ

自家用車2tトラック1往復半1800km72時間かけて自分たちでやり遂げた引っ越しも今ではいい思い出🎅。

最後まで東京で手伝ってくれた友達、秋田で積み下ろしを手伝ってくれたhiro地元仲間に感謝です。

 幸いにも今年は雪は少なく、移住1年生にとって慣らしにはピッタリ。

ただ、スキー場がopenしなかったり、カマクラ祭りの雪が足りなかったり、水が命のコメどころで水不足が懸念されたりと、長年雪と共に生活をしてきた地域だけに恩恵も大きいんだということも感じました☃️

minoriの学校もようやくスタート。

こちらは冬休みが3週間と長く、スキー教室の準備もあったりと、学校🎒が始まるのが待ち遠しかった・・。

やっとこさ自分たちのことに専念できる!とスタートラインに立ったところです🏃‍♂️

 

さて、Aターン移住者として最初にびびったことがあります。

秋田県の移住支援制度の豊富さよ。

そして、移住前にもっと下調べが必要だったということも(・・;)

いやぁ、大東京に住みながら秋田の暮らしを想像するには限界があるじゃないか・・涙。役所の空いている平日に頻繁に足を運ぶのも難しいしさぁ。イイワケブツブツ。

秋田県はせっかく豊富な移住支援制度があるのに、自分から積極的に情報収集しないと活用しづらいなぁ〜、と正直最初は感じました。

とはいえ、せっかくの素晴らしい支援制度👏

有効活用できるとこは活用しきって、次世代のAターンに繋いでいこう!!😋

 

そもそも、秋田県はなぜこんなに移住支援に力を入れているのでしょうか?

それは、全国的な少子化や地方の人口転出が進む中、大潟村をのぞくすべての市町村が「消滅可能性都市」と報じられているからです(◞‸◟)

www.hellonews-web.net

しかし、そうしたニュースなどから想像されるよりもずっと、秋田県の人々は満ち足りた日々を暮らしています🌟

国指定重要無形民族文化財の数は日本1位!地域住民は祭りをとても大切にしていると聞きます。

海の幸にも山の幸にも恵まれた、豊かな自然。人口密度は東京の73分の1という、広々とした土地。食料自給率、全国第2位!美味しい食べものがいっぱい😍

そんな秋田ならではの環境がもたらす、悠々とした暮らしがそこにはあります。

真面目で照れ屋で見栄っ張りな人柄が多いとされる秋田県民がゆえ、控えめで自己主張は強くありませんが、一旦仲良くなると親切でお世話好きな人が多いのも魅力的な県民性だと思います。 

風と土の秋田 二十年後の日本を生きる豊かさのヒント

風と土の秋田 二十年後の日本を生きる豊かさのヒント

 

 話はそれますが、移住を悩んでいた時期に読んだ本がこちら↑。

この本の表題にもある通り、「20年後には消える」と言われている秋田には20年後の日本を生きる豊かさのヒントがある!と可能性を感じる一冊です。この土地で暮らしてみたいという決意のひとつにもなりました。

事実、東洋経済新聞社が毎年発表している「住みよさランキング」を見ると、大仙市は平成11年から13年には合併前の旧大曲市が3年連続で全国第1位の評価を得ていたそうです。

昔の風景を知っているhiroは、

👦俺らが子どもの頃は子供たちがいっぱいいて、みんな田んぼん中で遊んでたし、駅前の商店街もたくさん人が歩いていた。今の風景と全然違うよ」

と。 同じように、懐かしく賑やかな風景が戻ってきて欲しいと願う人は少なくないのではないでしょうか。 

そのような背景を抱える、興味深いまちの移住支援制度(私たちが実際使う予定)を一部ご紹介します。

 

まず、秋田県が取り組んでいる移住制度。

 “秋田暮らし”はじめの一歩

↑移住前に見ましたが内容が盛りだくさんすぎて・・・自分には何が必要かピンとこず、「移住してからでいいかな〜」みたいな気持ちになっちゃいました(笑)

 ただ、この移住定住登録だけは移住する前にしとかないと、引っ越し後に「はじめての秋田暮らし応援制度」という引っ越し費用や暖房・除雪器具などの購入補助金(最大15万円)が受けられなくなります😓私たちは滑り込みセーフ。

事前に登録しておくの移住に関して様々な情報案内があるそうですよ。

       ↓↓↓↓ 登録はコチラ ↓↓↓↓

  移住定住登録|NPO法人 秋田移住定住総合支援センター

    

こちらは冊子版。これらはかなりよくまとめられていて、大変わかりやすかった🤗。住宅補助やAターン就職、起業支援や就農支援など大枠が書かれています。

ただ要件など詳細はかなーり細かかったり、年度ごとに改正されていくので、わからないことは、必ず直接お問い合わせすることをおすすめします。

 

 あと県の補助金で優れているのは、「起業支援制度」だと思います。Aターン枠だと最大200万円支給(補助対象経費の1/2)されます。

応募期間は年に2回、審査もそれなりにかなり厳しいようですが、チャレンジしてみようと計画中です🔥

また、一見手厚そうなAターンの就職支援(最大200万円支給!)ですが、実際登録してある企業が限定されすぎていて、まだ地元企業の認知が追いついていないような印象でした。

それ以外にも住宅補助など様々な制度があります。

一方で、ローカルの起業の応援や若者たちの郷土愛を育む支援制度ももっと知りたいなぁ、とも思いました💡

 

次に、大仙市が取り組んでいる移住制度。

「大好きな『だいせん』に帰ろうプロジェクト」

→若者の移住・定住を促すプロジェクト、その名も「Dターン」😆この記事を書きながら、まさしく我らが「Dターン」であると気づきました笑。

 そして大仙市の移住支援には大きく3つあります。

移住者支援住宅取得補助金     

 定住の目的で大仙市へ移住し、市内で新築住宅、又は中古住宅を取得する方を対象に補助金を交付(補助対象経費の1/5、県外移住者上限100万円、県内移住者上限50万円)します。空き家バンクの登録物件の購入の場合は補助率を優遇(補助対象経費の1/3、県外移住者上限100万円、県内移住者上限50万円)します。

 移住者支援引っ越し補助金       

 定住の目的で県外から大仙市へ移住する際の引越し業者への支払費用など、引越に要する経費を支払う方を対象に補助金を交付(補助対象経費の1/3、上限10万円)します。

移住者支援若年・子育て世帯家賃補助金  

 双方が40歳以下の同居する夫婦世帯又は満15歳に到達して最初の3月31日までの間にある方と生計を一にし、かつ、同居する方がいる世帯が定住の目的で県外から移住した際、民間賃貸住宅の賃借料について最大12ヶ月を限度として補助金を交付(補助対象経費の1/2、上限月額2万円)します。空き家バンクの登録物件を賃借する場合は補助率及び補助上限を優遇(補助対象経費の2/3、上限月額3万円)します。

 ※いずれの移住者向け支援事業補助金についても、「転入後、大仙市に5年以上居住することを誓約できる」や「過去5年間に大仙市に居住したことがない」など、補助対象者の要件があります。

 

こちらは東京23区からの転入かつ都内の生活が長い人であれば、だいたいの方が使えそうな補助金ではありますが、移住者支援引っ越し補助金関しては移住前の住民票で申請が必要なので要注意です。

また、年度ごとに申請方法や締め切りが変わってくるのでそれも下調べした上で引っ越し時期のタイミングなど考慮すると良いと思います!

 

そして、私たちが必要となる創業支援助成金が大仙市にもあります。

通常最大30万円(補助対象経費の1/2)ですが、Aターンだと倍額!

他にも法人設立や空き店舗使用など、10万円ずつ加算される要件もあり。

この補助金は比較的申請が簡単なようですが、起業前でないと補助金がおりないので気をつけましょう(県の方は起業して12ヶ月以内)。

 

最後に、県と市の補助金は、国からの地方創生に関する予算から算出されている、つまり出どころが同じなので、同じ経費内容で二重に申請ができません!!😵

そのため、どちらの補助金が自分に適しているのか、よーく吟味する必要があります。

(例えば、県と市で引っ越しに関する費用の補助金は併用できない。ただし補助額も対象の補助内容もかなり異なるため自分たちの有利な方を選ぶべし、など)

 

私たちはこっちにきてからすぐに、大仙市役所「まちづくり課」の方々に大変お世話になっておりますm(_ _)mペコリ。

ややこしい補助金制度の解説や、住まいに関する情報、移住者交流など幅広く相談に乗ってくれます。

特に物件探しなどは、空き家はいっぱいあるのに不動産屋さんでは空き家情報が全く出てこないので😭(新築志向という違いもありますが)、移住者にとっては第一の試練です。

地域おこし協力隊の人たちも一緒に課題解決に取り組み、協力しあっているような様子ですね。

移住が決まったら、まずは市の移住相談員に相談することをオススメします!