A-turn Family Project’s Blog

2020年。東京から秋田県大仙市へ家族で移住。秋田移住(A-turn)の旅へ!

お店のコンセプトの話とホームページ開設中。

髙梨商店の仮ホームページ開設中!まだメニューや店舗の写真素材が撮影できてなくて未完成ですが、最近、「何屋さんなの?」尋ねられることが多いのでひとまず概要をまとめました😊

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今回は、高梨商店の創りたい世界観、コンセプトの話🎇

www.takanashistore.com

 懐かしい未来と循環する暮らしを創造し、地域に愛され続けるお店づくりを目指します。

 「懐かしい未来」この言葉に初めて出逢ったのは、5年前山梨県都留市にある自然農とパーマカルチャーを体験できる大人のための自然学校「風と土の自然学校」に1年間通った際の講義でのDVDを観たときです。その後も頻繁にそちらの分野で耳にするようになりました。

ヒマラヤの辺境ラダックにおけるつつましくも豊かな暮らしと、そこに襲い掛かった近代化と開発の嵐。貨幣経済に頼らずに、ほとんどすべての生活を自給自足によってまかなっていた理想郷に突然入り込んだグローバリゼーションの弊害。わたしたちの中に貧困はありませんと胸を張っていた人々が、わずか数年で貧困にあえぎながら援助を懇願する。貨幣経済が貧富の差をもたらし、グローバル経済が本来不要なものへの欲求を生み出し、人々から時間と幸福を奪う。
 著者は失われた幸福を惜しむだけではなく、グローバリゼーションの本質と、それを超える道を実証的に明らかにすることを決意。ラダックに息づく深い伝統的な智恵が、その新たな道を進む鍵であることを示唆しています。

本書では、過酷な地で伝統的な共生生活を守り続けてきたラダック人の生活が、近代化の名のもとに破壊され人々の心まですさんでいく様子が克明に描かれています。先進国日本に住む私たちが過去に失ってしまった大切なものが、まさにラダックでも失われつつあるという現実のお話です。

これは私たちのまちにも当てはまることで、かつて日本一住みよいまちと呼ばれ、子どもたちがたくさんいた大曲が今や消滅可能性都市として示唆されているのも、「田舎には何にもない。都市に行ってお金を稼がなければ」という思想による人口流出も一因だと思います。

a-turn-project.hateblo.jp

 秋田には伝統的な叡智が深く残っているという可能性を秘めていて、重要無形民俗文化財が第一位食料自給率も日本第二位!小規模多品目の自給菜園を当たり前のようにしている風景がたくさん見られます。農繁期は短いですが、工夫によって多種多品目栽培できることがわかりました。

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秋田に移住してきて感じた本能で感じる懐かしさと安心感。日本人の主食である稲の成長と共に移ろいゆく季節。伝統的な花火が日常的に見ることのできる大曲の文化。あまり出しゃばらず調和を大切にする人情深く努力家の多い県民性。

satoriにとってはゆかりのないこの土地が魅力的に感じられたのも、ずっと描いていた「懐かしい未来」の匂いが既にこのまちに存在していたからです。

それは時代遅れではなく情報化社会やリモートワークの発達により、懐かしさと先進技術の調和が再発見されている現代のニーズに近く☘

伝統的な叡智や自然との関わりを大切にしながら、より人間らしく幸せに生きていくという選択肢と可能性がこのまちに溢れていると感じるのです。

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少し車を走らせせばそこは大自然

しかし今までのような若者の人口流出の原因には「地域には魅力的な仕事がない」と地域住民が思いこんでいるという面もあったのかと思います。

まずコミュニティの弱体化により地域で魅力的な仕事につく「カッコいい大人」との接点がない。また大人たちも地域の仕事の魅力や素晴らしさを次世代に伝えておらず、農家や職人にも自分の子には勤め人になってほしい願う人が多かった時代背景。

地方の若者が「都会に行きたい」と思うのは自然なことですが、そのうちの何割かが戻ってくれば、都会で培ったネットワークや経験を地方で生かすことができます。

そのためには子供たちの郷土愛や冒険心を育む文化や、若者のアイデンティティの確立を支援する居場所づくりが必要です。

私たちの使命は魅力的で多世代が交流する場所づくりを、飲食店やキッチンカーを活用して実践していくことだと思っています。

hiroは10代に地元でカッコイイ大人たちが集まる場所を見つけることができたおかげで自分のアイデンティティを持ち、将来同じように居場所を創って地域に恩送りしたいという夢ができたといつも話してくれます。

その夢を一緒に叶えたいと思って移住しました✨

真面目ですが、堅苦しいことは苦手なのでhappyに常に遊びゴコロを第一に✌️

郷土愛を育み、愛を恩送りできる循環づくりに貢献できますように。

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循環」というキーワードはもうひとつの意味を持っています。

私たちは飲食店なので「食の循環」を楽しむコミュニティムーブメントをみんなでつくるという目標です。

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食品廃棄物(調理の際の生ゴミや食べ残し)を生ゴミ堆肥、または鶏の餌にして鶏糞堆肥を作り、自家菜園野菜を育て、その野菜を調理してお客様に食べていただく。

さらっというととても単純で、日本人が昔からやってきたことですが、いざ毎日やって見ようとすると手間と色んな知恵がいるこの過程。私もまだ実践しきれていせん。

また、関わってくる生態系が豊かなほど、循環の相関図は多様化していきます。動物の命を食べるというありがたみもより深く感謝できる。

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Harvestによって生かされていることをリマインドできるように

知恵を分け合い、食の循環プロジェクトをみんなで楽しくやりたい!

生ゴミ堆肥を作り畑で汗水垂らして美味しい野菜ができると私はとても幸せになります。

それはきっとお金の力ではなく、自然や微生物の力を借りて生きている実感がわかりやく感じられるから。

食べることは生きること🍎

食べ物をつくる技術を共生を通して身につけるということは人間の基本的欲求を満たし、間違いなく自信と安心感を創りだす☺️ その心の余裕が幸福度アップになり分かち合うことが当たり前になる。ジムにいかなくったって田畑や自然と本気で向き合えば重労働!

衣食住全てに通ずることですよね🌱

ここには、古き良き文化時代を生き抜いた人生の先生方や応援してくれる大人がたくさんいると信じています。

大切なことを繋いでいく居場所🌍

 遊びゴコロで一緒に創っていく仲間も募集中です🌱

 

 

野外シアター創ったら上映したい作品のひとつと共に。 see you!!

「ビッグリトルファーム」


【新しい仲間たち】/映画『ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方』本編映像